我が家に転がっているNAS、HS-160GLのHDDを交換しつつファームウェア書き換えでDLNAに対応しているHS-DHGL化してみます。容量違えどHS-***GLはこの手法でHDD交換とDLNA対応にできます。いろいろ先人の知恵で情報はたくさんありますがちょっと入り乱れていてわかりづらいのでこれを機に整理してみます。
まずはHDDを入れ替えるために分解していきます。
この写真は初代のもの。途中から型番変更なしで構造が変わっており、右のネジがもっと正面寄りについているものは後期型です。初代は画像のネジ2本を外し、そのまま画像で上の面を下(写真手前側)にスライドすると外れます。
パかっと開けるとこの状態。画像のネジを外せばそのままHDDとご対面。
今回は160ギガから2.5インチの500ギガに交換。フォーマットはしてもしなくても、のちの工程でフォーマットされます。パーティション削除のまま、未割り当て状態で組みました。RAID組めず信頼性はないので、一時的な利用と割り切ってます。余っていたという理由だけで2.5インチ組みましたが、ほぼ無音で運用できるのがありがたい。その代わり転送速度は遅くて、10 MB/sくらい。
初代のケースでも2.5インチは何とか加工なしで固定できます。ネジ一本だけど端によってるから固定は十分。後期タイプも2.5インチは固定できるみたいです。あとは元に戻すだけ。
ネットではファームウェアの書き換えだけでHS-DHGL化できる情報もありましたがなぜかうまくいかず、素直にファームウェアをパソコンより送る方法でファームウェアをアップデートしました。
最初に転送するHS-DHGLのファームはv1.10で!そして転送に使うTFTPDはv1.01!この2つさえ気を付ければ問題なくできるハズです。ファームはv1.10と1.20、その中間の1.12と3つが出てきますがまずはv1.10を投入します。v1.20はHS-GLで使うと不具合でます。v1.12はwebアクセスできるようになるのですがうまくいったりいかなかったりするようで。確実なのはv1.10、その後v1.12にアップデートが吉です。
v1.10のダウンロード↓
v1.12のダウンロードはコチラ
もうひとつ、ダウンロードしたファームを転送するためにTFTPDというソフトを使います。残念ながら配布元が閉鎖のようなので、v1.01をウチのサーバーに置いときます。
と必要なものがそろったらまずはHSーDHGLのファームを解凍。
必要なものはinitrd.imgとuImage.buffaloのふたつ。これを適当なところにフォルダを作ってコピーして(今回はCドライブ直下にaというフォルダを作成)、intrd.imgをintrd.zipにリネームして解凍。
パスワードは
TFTPDを起動して、赤線のあて先をuImage.buffaloとintrd.buffaloがはいっているフォルダに設定します(今回はCドライブ直下のaというフォルダ)。
そしたらパソコンのIPアドレスを192.168.11.1にします。どうやらLinkstationはOSが見当たらない状況のときは192.168.11.1のアドレスを探してファームウェアを取りに行くようで。わざと設定しない限り11.1にはなっていないので変える必要ありです。
win10でもコントロールパネルよりちゃちゃっと変えられます。サブネットマスクは勝手に埋まりますが255と手打ちでもok。終わったらwindowsのファイアウォールをオフにします。最初めんどくてプログラムの例外にしてたけどなんかうまくいかなかったので最初からオフにしちゃいましょう。
そうしたら新しいHDDを入れたHS-GLとパソコンをLANケーブルで直結、電源オンにします。
本体からピーピーとうるさい音が鳴りますが、TFTPDの通知が出でファームウェアの転送が始まりまれば音も止まってok。5分くらい待ったらケーブル抜いて、ファイアウォールを忘れずにONにして、パソコンのIPアドレスも自動取得に戻します。
最後に本体のファームウェアをv1.10に正式に?します。先ほど転送したのはとりあえずのファームウェアなのでここでちゃんとv1.10にします。いきなりv1.12でもいいけどいまいち安定しないみたいな話も聞くのでここではv1.10で。
ダウンロードして解凍して、LSUpdaterでアップデートします。
500ギガのHDD突っ込んだらHS-685DHGLというわけわからん名前になってますが。LSUpdaterで見つかるようになったらこっちのもの。ファームウェア更新をぽちっとしてアップデート開始。
意外に長くて写真が3枚も。終わったら勝手に再起動して、NASナビゲーターより見れるようになってれば完成デス。