ウチのモトコンポ、普段は燃料コックはOFFの位置にして放置保管。久しぶりに乗ろうと思ってONにしたらポタポタと地面にガソリンが結構な勢いで垂れました…
2秒に一滴くらいの結構な漏れだったので放置できず。モトコンポの燃料コックは非分解、ネジではなくリベットで止めてあるのでちと大変でした。パッキン類は手に入ります 。燃料コック一式もまだ新品で部品が手に入るのでポンと交換してもいいのですが、ここは交換ではなく修理してみます。
電動ドリルとタップは必須なのでハードルは少し高めかと。中のゴムを交換するために手順をご紹介します。
燃料タンクごと取り外すのは大変なので車載状態で外します。左のサイドカバーを外せば燃料コックのみ取り外せます。
燃料コックはすぐに見えます。純正であれば8ミリのボルトです。燃料コックのノブはRピンで止まっているだけなのでペンチでつまんで引っこ抜けばokです。
いろいろやる前にガソリンタンクを空にします。縁側に載せてなんてのもモトコンポならでは。こんな感じでサイフォンの原理で抜きました。もちろん最初は口で吸いましたとも、ガソリンって意外に味薄いのね。
ガソリン抜いて、ボルトとホース外したら燃料コックとご対面。リベットを外す前にドリルで穴をあけておきます。リベットがいい感じにセンターを出してくれるので、2ミリのドリルで5ミリほど掘りました。
センターを見失わないように穴をあけたら、太いドリルでリベット表面をさらいます。9ミリのドリルで表面だけ削ってマイナスドライバーなでこじるとパカッと外れます。
中はこんな感じで。右から2番目のゴムの劣化でガソリンが漏れてました。リベットは写真のようににょきっと残るので平らにします。
アルミなので人力で。特に苦労もなくすぐに平らにできます。
平らにしたら下穴2.5ミリで開けた後タップをM3×0.5で開けてねじ止めします。が、ネジ山つくったまではよかったんですけどね、よっしゃできたって部品戻したら板バネが固くてアルミのネジ山が負けましたorz 長さ5ミリくらいのネジではネジ山のかかりが足りず固定できません。なので長さ15ミリのネジを買ってきてネジ穴貫通させました。全長にわたってネジ山をつくるのがベストだと思います。
15ミリがとてもちょうどいいのです。片方はナットでも止めることができます。
車体に戻しても漏れはなく、あと20年くらいは大丈夫でしょう♪