トモス キャブレター交換

トモスのキャブレター交換

フロントとリア周りの整備が終わってやっと動くようになったトモス クラシックI。

クラシックI フロント周り整備とりあえず引き取ってきてエンジンまでかかるようにしたトモス。エンジンおろしてキャブ清掃までは引き取ったその日のうちにしちゃいました。中古、しかも3年放置なのでしっかりと整備していきます。ささっとこの状態にしてブレーキ、アクセル、スイッチもろもろを外して一つ一つチェックするとします。ハンドル磨きやっぱり見た目は大事なのでハンドルを外してピカールで磨きます。グリップはエアコンプレッサーがあるならエアを吹きながら引き抜くのが楽ですが、ないならパーツクリーナーをハンドルと...
クラシックI フロント周り整備 - 車輪日記

やっとアシとして使える~と思ったのもつかの間、燃料コックのガソリン漏れで家の中までガソリン臭かったので燃料コックを交換したのがついこの間。

クラシックIの燃料コックやっと動くようになったトモスですが、今度は燃料コックからポタポタ漏れ。動くようになったらなったで別の不具合が出てくるのはバイク修理あるあるですね。もともと乗らないときは燃料コックをオフにする習慣はないので普段燃料コックなんて見もしないのですがガソリン臭いのでさすがに気づいたわけで。しかもよく観察すると燃料コックそのものから漏れてきてる。燃料コックオーバーホールか交換以外に解決策はないのでとりあえず外します。燃料コックの取り外しと分解そのままの状態で、エンジンずらさなく...
トモス 燃料コック交換 - 車輪日記

燃料漏れは治ったのですが、キャブ自体がオーバーフローしていて調子が最悪、ぎりぎり2速にシフトアップできません。エンジン自体はキック1発でかかるけど高回転で頭打ちすることからオーバーフローによる油面の狂いが濃い方向に働いていると判断、キャブを交換することにしました。トモス純正のデロルト made in Italyのキャブは多少のオーバーフローはエアクリ側にガソリンを逃がす設計になっているので軽症なら走ってるうちにそのままガソリンを吸ってくれますがさすがに今回は無理だったよう。ebayで購入したRUNTONG製のワケワカラン大陸製キャブに交換しました。

オーバーフロー修理(失敗)

そのまま交換ってのも芸がないので実はオーバーフローの修理を試みてました。

いつものようにエンジンを傾けてキャブを取り外します。慣れたもんで10分かからずキャブを外せます。

  1. チェーンを緩める
  2. 燃料コックをオフにしてホースを外す
  3. タンク下の配線カバーを外してアクセルワイヤーを緩める
  4. マフラーを外す
  5. サイドカバーを外してエンジンをとめてるボルト上2本を外す

たったこれだけ。順番は前後しても問題なし。キャブ本体を摘出したら下のフロート室をあけてニードルバルブへアクセスします。

そして赤ちゃん用の細い綿棒でホジホジ。先端にピカールをつけてニードルバルブの受け側を掃除します。コレでokでしょって戻したのですが治らず。ebayでニードルバルブ単品とか先端だけとか探したんだけどありませんでした。ニードルバルブの先端のゴムパーツは修理のやりようがないので、仕方なく徹底的に受け側を掃除しました。

みんな大好きピカールつけてつまようじでグリグリしました。

ほんとはドリルにくわえさせてって思ったけどピカール切れで痛んだら元も子もないのでハンドドリルでグリグリと。つまようじなら相手の金属を痛めつけることもなく太さ的にもばっちり。気を取り直して車体に戻したらいったん治りました、2週間くらい。部品出ないバイクのレストアにも使えるかも♪おーピカールとつまようじスゲー♪ってなってたのですがある日やっぱりオーバーフロー。チャンバーまでガソリンが流入(キックの時に流れちゃう)のであきらめてキャブを交換しました。

トモスのキャブレター交換

やっと本題。ebayで買ったRUNTONGというところのキャブレターに交換します。ebayの評価やmopedarmyでどうやら問題なく使えるらしいということは確認済み。日本まで送料込みで2,000円以下なのでダメ元で買いましたがちょっとした工夫で使えました♪記録のために細かく写真アップしておきます。

まずは側面から。ぱっと気づくのはチョークのレバーが短いこと。実用ぎりぎりといったところです。亜鉛メッキで安物感ギラギラなのは仕方なし。

こっち側は純正とほぼ一緒。

ちゃんと燃料フィルターもついてます。デロルとと比べてちょっとメッシュが粗いかな?ってくらいで十分なクオリティです。

上からの図。ここもほぼ一緒です。上側の黒いカバー(アクセルワイヤ受け)は純正と互換ありなのであたり面は全く一緒です。

お次は下側のフロート室。フロートカバーは全く同じ形状でこちらも互換性アリです。

あきらめきれなくてニードルジェットだけ流用しようとバラしましたが不可でした。中国製はニードルジェットが短く受け側は交換できるように別体です。まぁ安いのでオーバーフローしても部品だけ交換にはならず丸ごとでしょう。ジェットは刻印なし(説明欄は純正と同じって書いてあった)なのでここは純正品に交換しました。

そしてインマニ側。ちょっとトラブったところその1。見た目問題なさそうなのですが・・・・

インマニとキャブのアダプターの径が違います。中国製の方が純正よりも内径が太い(アダプターの肉厚が薄い)ので締め付けてもぶかぶかで2次エアー吸います。金型の寸法は一緒なはずと思いアダプターだけ外して交換。

写真だと向きが逆ですが、アダプターのフチがバッキバキになりましたが交換してokです。純正についてるアダプターの奥のOリングも一緒に移植しました。

トラブったところその2。アクセルワイヤーのスリーブの長さが中国製の方が長くて使用不可。長い分ワイヤーが引かれてアクセルひねらずとも全開仕様になるのでスリーブだけ付け替えます。ねじが切ってあるので反時計回りに外せばok。やっぱり大陸製なのでポン付けとはいきませんがちゃんと使えます。

ついでに開放型のエアクリも一緒に送られてきましたがクラシックには取り付けできず。フレクサーならつけられるかな?

キャブチェックエンジンかかるし問題はなさそうなのですが、念のためにキャブレターをきれいにしておきます。サイドカバーを外した状態です。エアクリーナー自体はハマってるだけですのでうまく引っ張れば外れます。赤丸のねじを外せばアクセルワイヤーがスロットル弁ごと抜けます。あとは青丸とガソリンホースを外せばキャブが外せます。特にきれいだったのでそのまま戻しました。ガスケットも手切りで大丈夫なくらいシンプル。スポルトRはキャブがほかのトモスと違いエンジンずらして・・・なんて手間がないですね。【もくじ】 購入...
トモスのキャブレター外し - 車輪日記

もとに戻します。

まとめると、中華製キャブを買って、スロットルワイヤーのスリーブとインマニ側のアダプターを純正と交換すれば全く問題ナシです。実走行テストでも純正と違いはわからず。送料入れても2,000円だし困ったらさっさと交換しちゃうのもアリですね。

ぷちり

主にバイク、クルマについてレストアやレビューの記事です。 プライバシーポリシーは下記をご参照ください。 http://bow-miaow.club/privacy-policy

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