TTクーペの定番というか持病、メーター内の液晶のドット抜け。DIYで修理するために分解していきます。車体からのメーターの取り外し方は前の記事に。
メーターの液晶修理 もはや定番、アウディTTやA4などでは経年劣化によりほぼ必ず液晶のドット抜けが起こります。 ドットというかラインで抜けておりますがorz ネットやヤフオクで検索すると修理業者さんのHPがいっぱいでてき... TTクーペのメーター取り外し - 車輪日記 - 車輪日記 |
メーターを分解してはんだしなおしていきます。
車の中から机に移動して、基盤を拝めるようにネジを外していきます。
まずはぐるっと一周小さいトルクスを外し、ツメを外せばカパッと外れます。
カバーの内側に指紋を付けないように外したら、針とスケールシートを外します。針はさしてあるだけなのですが固いので内装はがしなどで壊さないように、なるべく真上に引き抜きます。
量販店で売っているような内装はがしではなく大きめのテコの原理で外せて大きいものがオススメです。
内部を一式押し出すように外せます。ここまできたら基盤まであと少し。
ここが最初の難関。メーターを動かすユニットを4つ取り外します。ツメで止まってるだけなので、ピンセットなりピックツールなりで広げて抜きます。針の数だけ、4つユニットがあるので取り外します。
ユニット外してツメをたくさん外すとやっと液晶とご対面。
ここまでやって完全分解となります。
はんだごてで溶かして外してを繰り返して基盤からはがします。
なんてチマチマしたことはせず、どうせ壊れてるってことで切っちゃいました。残ったのはコテで溶かしながらバリバリ外します。
液晶パネルをケースにセットしてもう一度はんだ付けしていきます。
端子は画像奥からです。手前の4つくらいは使いません。
はんだ付けしたらあとはもとに戻すだけです。ここまでくればふぅっと一息。液晶には触らないようにケース戻して針をもとの位置に戻して終了です♪
もし針がずれている場合はVCDSで針の位置を調整してあげる必要があります。
実は一回失敗してまして…というのも車両に戻したらなんか明るい。
昼間なのにコレ。夜はひどかった。
原因を考えるよりも、再び新品LCDを買って再度はんだをやり直しました。どこかで端子が接触不良だったのでしょうか。
とりあえずあれ?ってなった方はおとなしくやり直してみるがよろしいようです。アウディで定番の液晶修理、器用な人なら自分でできるもんです。
液晶修理とヘッドライトの黄ばみとりしたら気分すっきり(^^)
ヘッドライトの黄ばみとり独特なデザインで古さを感じさせないTTクーペ。とはいえヘッドライトのくもりや黄ばみは年式相応なので透き通った目にしてあげます。なぜ黄ばむのか?ヘッドライトは事故の時に飛散しないようにガラスではなくポリカーボネートという樹脂でできています。ガラスよりも軽くて飛散しない代わりに樹脂なので紫外線で劣化、空気中の酸素と反応することで酸化していきます。太陽の光で5、6年もすれば曇りだし、だんだん黄色が強くなってきます。新車時ににコーティングがしてあるため最初は黄色くならないのです... ヘッドライト磨き(黄ばみ除去) - 車輪日記 |
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私の初代TT (FF 2004年型)も液晶がほぼだめになって久しいです。
驚きました。こんな直し方があるんだっ!と。
以前ディーラーに頼んだ時は4万円。そして2年前でしたか、もうほとんど見えなくなったので直したくなり、見積を頼んだらなんと40万円!メーター毎ごっそり交換というのです。
だんだん、該当部品の在庫がなくなってきて、ついにこんな状況に。
吉村さん、
コメントありがとうございます。
実は液晶だけだと同年代のアウディ達と同じなので未だに部品は出回っています。
メーターごと交換で40万・・・部品があるだけ喜んだほうがいいのかわからなくなってきますね。いまでもたまに街中で初代TTみるので、メーカーにはぜひとも頑張ってほしいです。