TTクーペのメーター取り外し

TTクーペ 3.2 (8N)

メーターの液晶修理

もはや定番、アウディTTやA4などでは経年劣化によりほぼ必ず液晶のドット抜けが起こります。

ドットというかラインで抜けておりますがorz

ネットやヤフオクで検索すると修理業者さんのHPがいっぱいでてきますが修理費はおおむね2-3万。同じかわかりませんが修理方法をご紹介します。

自動車修理の中でも精密機器を扱うことになります。知識と経験が必要な作業です。メーターが壊れると走行距離などが狂うため、中古品に交換したとしても車検時の走行距離管理システムなどを通過することが難しくなります。ご自身で作業する場合は十分ご注意の上作業してください。

メーター取り外し

キーは絶対ひねらない!!!!間違ってメーターがない状態でキーをひねると年式によってはイモビライザーでエンジンかからなくなります。というのも2001年以降のTTクーペではイモビライザー3になったのでエンジン始動に鍵とコンピューターとメーターが必要になります。メーター外してとか、動作確認とかでコネクターつながずに電源入れるとえらいこっちゃ。VCDSでキー登録もしくはディーラーに電話となります。

メータ内のLCDを取り外すために、メーターごと車体から外します。とはいえ外すのは意外に簡単です。

もうすでにはずれてますが。手順はこんな感じです↓

ステアリングを一番下&一番手前にして、マスキングテープで養生しておきます。ちょっとガシガシしなきゃいけないので。

運転席右下の小物入れのネジを外します。欧州車のネジは基本トルクス (T25) です。

オイル交換でもなんでもトルクスのビットがないと外車はねじ一本も外せません。

今度は左下。2か所、画像中央と小物入れ付近の1か所を外します。

ダッシュボード横のカバーも外します。こうなるとツメでとまっているだけになります。

ハンドルの横にツメがあります。パネルを手前かつ下方向にひっぱると外れます。固くてちょっと緊張した…(^^;)

ツメは左に2か所、右に一か所です。

パネルを外すことによりメーターを留めているネジにアクセスできるようになります。ツメのすぐ横のボルトを2本外せばメーターは自由になります。

養生しといてよかったの図。上にツメがにょきんと生えているので上を奥に、下を手前に引き出すようにして外します。配線があるので裏が見えるくらいまで引きずり出します。

これはメーター左下です。左右に3か所、大きなカプラーがあります。ストッパーを押さえているツメを押しながらストッパーを起こすと簡単に外せます。

最後はさかさまにして摘出。

意外にすんなり取り外せるのです。慣れれば10分くらいでしょうか。

取り外したらメーターを分解して液晶の修理に移ります。

コメント

  1. げん より:

    はじめまして!教えて下さい!
    現在こちら拝見させて頂き同じ作業を行い、メーターの修理は業者に出したのですが、キーonにしても警告灯類つきません…。メーター修理後取付されて1回目のキーonで警告灯類つくはずですよね?

    • ぷちり より:

      はじめまして。
      取り外してLCDを交換して、そのまま戻しただけであれば、通常通りキーオンで警告灯類付くはずです。業者の修理がどういったものなのかわからないため何とも言えませんが・・・

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