TTクーペ (8N) の感想

TTクーペ 3.2 (8N)

半年間のお付き合い

いやぁ、よかったなぁこの車。とても気に入ってたのですが引っ越しに伴い売却。半年間、約1万キロでしたがとても好印象の車でした。

誰がデザインしたとかリアウィング追加の経緯はいっぱい情報がありますが機能、性能の情報はあまりないようなので機能性も含めてレビュー的なものを。

エクステリア

ウチのは後期の3.2リッタークワトロのS-Lineです。

車体横のちっちゃいバッジとウイングが特徴です。3.2リッターはホイールが18インチ、リア2本だしマフラーにフロントバンパーにはフィンがはいっているのが1.8との違いです。

見た目であんまり好きじゃなかったのがテールランプ。ちょっと赤すぎない?ってことで塗っちゃいました。

それ以外は特に不満もなく。2人乗りがゆえの大きく開くドアやトランク、洗車しやすい車高に曲面がとてもよかった。いまだに街中で1.8も3.2も見かけますがどの車もヘッドライトがくすんでます。ヘッドライトの黄ばみですごく印象が変わるので中古で探す場合は要注意です。自分でも治せますがちと大変。

目を透明に戻すと古臭さもなく、デザインって大事だな~って思いました。

室内

2+2人乗りです、4人乗りじゃないですよー。

後ろのシートはエマージェンシー用。中学生でもたぶんきつい、けど買い物袋置くにはとてもちょうどいい大きさ。あくまで2人乗りの車です。

室内は曲線が多いデザインです。運転席はやや低め。シートはニュービートルのレザーが良かっただけにハーフレザーなのがちょっと残念。

とはいえほどよいサポートのシートと320キロまでのメーターがスポーツカーであることを物語っています。たしか1.8Tは280キロメーターです。3.2はエアコンルーバーやドアハンドルなどは本物のアルミ削り出しです、メッキじゃありません。さわったらわかる質感の違い。当時の高級スポーツカーなのです。

見えるところみんなアルミ。それにオーディオカバーが画像のように隠せるので、やる気モードの時には1馬力up。よくあるメーターのドット抜けもDIYで修理したのはいい思い出です。

燃費

満タン法で1万キロ計測してました。街乗りではリッター10キロ未満。特にエコ走行を意識しないでも9キロ前後は走ります。高速道路では11キロでした。3.2リッターでこれだけ走れば優秀でしょ。

やる気になる機能

マフラーのバイパス機能

3.2リッターのみの機能です。3000回転以下では消音モード、5000回転以上ではやる気モード(`・ω・´)で音量upします。画像のように負圧で作動する弁がついていて、フラップが開閉しています。意識すれば気づくので楽しかったです。停車時のフリッピングでは作動しません、たしか。

パドルシフト

Top Gear UKでも言われていましたが“市販車で初めて使えるパドルシフト”です。反応は早いし小気味いい。昔のアルファみたいにupとdownが壊れて逆になったとか、ダウン押してからアクセル抜かないと反応しないなんてことはなく、ほんとF1のイメージ。フリッピングももちろんあるし特に加速時のデュアルクラッチによる速さは圧巻。3ペダルMTが減る理由も少し納得。減ってほしくないけど。クラッチを踏む動作が楽しいのかめんどくさいのかは人次第ですが、楽に速いクルマです。

Sモード&ローンチコントロール

いっちょ前にローンチコントロールがあります。ちゃんとスポーツカーなのです。S(スポーツ)モードがあるAT車はたくさんあるけどローンチコントロールが説明書に書いてあることはそうないかと。

方法はいたって簡単。停車時に、

  1. セレクターをSモードにいれる
  2. ESPをオフにする
  3. ブレーキを左足で踏みながら
  4. アクセルを右足で踏み3000回転まで回す(これ以上は回らないハズ)
  5. ブレーキ離してアクセル全開!

247馬力4輪駆動が炸裂します。にまにまが止まりません(ジムカーナ場で何度もやった)。

そりゃ車体が重いので爽快感はあまりないです。しかし時速100キロまで6秒以下、3.2リッターV6サウンドは魅力的、すんごくいい音が車内にしっかりとはいってきます。

っと元オーナーなりに書いてみましたが、ほんといい車でした。コイルのリコールが対応済みであれば大きな故障もなく、エンジン自体はゴルフGTI(Mk.4)と共通なので情報もたくさん。なによりかっこよくて音が良くて速かった。機会があればもう一度乗りたいとホントに思える車です。

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