エンジンおろし
セルモーターの不具合箇所発見のためにエンジンをおろすことにします。汚れをふいてあげるいい機会でしょう♪
作業スペース確保のため、エアクリボックスを取り外しておきます。
ただねぇ・・・このバイクをさわりだすと、いろいろ気づいちゃうのですよ。エアクリを外したりなんやらしていると気づくボルトの違い。どう考えてもてきとーなボルトナットだったり、あげくの果てにはビスが使われている始末。たとえば下の写真、ボルトが1本のみ純正、他は木ねじ。
んー、愛が感じられない(ナンノコッチャ)。ボルトが違う、ついていない、外装がちょっと無理やりついている、ぶつけた跡多数・・・・挙げたらきりがない。エアクリボックスを外しながら、こりゃ1万円でも高いわっと思いながら作業してました。これからこのバイクに愛と手間(と少々のお金)をそそぎましょう(^^)
エアクリとスプロケカバーをはずすとこれくらいのスペースができます♪右側のエンジンカバーも外しておきます。
エンジンおろすのって案外難しいことではないですヨ。簡単に言うとエンジンにつながっているものを外して、エンジンをフレームから外す、それだけ♪
エンジンにつながっているものは
- 吸気・燃料系(キャブレター)
- 排気系(マフラー)
- 電装系
- 駆動系(チェーン)
- 水冷だから水の通路
なのでそれらを外していきます。
エアクリボックスさえ外れていればキャブの取り外しはねじ1つ緩めるだけです♪外した後は必ずふたをしましょう。キャブとオイルポンプを結ぶゴムホースがあるので外しておきます。
外す際に折れた・・・orz
チェーンの外し方には2通りあります。
フロントスプロケットを外してチェーンを外すか、チェーンアジャスターを緩めてチェーンを外すかです。スプロケを外すにはスナップリングプライヤーが必要です。
クラッチワイヤーも外しておきます。ワイヤーの先端は引っかかっているだけなのでワイヤーを固定しているボルトを外せばワイヤーが外せます。アクセルワイヤーは途中から2本に分岐していて、キャブレターとオイルポンプにつながっています。
つながっているハズですが・・・・・
切れてるんだなぁこれが・・・・・orz 修理はしましたが、問題はいつから切れているのかってこと。
エンジンは少なくともやきついてない(ギアいれて押せる)、オイルタンクにはたっぷりオイル入ってることを考えると、ワイヤーの固着がないか確認した時でしょう。
たぶん。
そうじゃないと困る。
うん、きっとそうだ。
そのおかげで(?)ワイヤーは簡単に外せました♪
それとオイルタンクとオイルポンプをつないでるホースも外しておきます。そして電装系を外していきます。さすがに電装系は少しややこしいデス。
いや、プラグは簡単ですが。
画像赤丸のところにメインハーネスのアースがボルト止めされているので外します。赤丸の左3つの線は外す必要があります。1本ずつ下に引き抜けば外れます、ちょっと固かったけど。BLANCO ROSSO VERDE・・・イタリア語だ(°д°;;)画像右から順に黄、赤、緑です。
その他エンジンおろす時に外す線は、スプロケの近くにボルト止めされている配線と、セルモーターの+線のカプラです。それとタイラップがいくつか。電装系が外せたら水回りを外します。
といったって、クラシック50はホースバンドなんかじゃなくカシメてあります(イタリア車ってみんなこうなの?)。バンドはカシメてある隙間にドライバーなんかをあててカシメを外します。わりと簡単に外れます(^^)
エンジンをおろすとときに外さなければならないのは画像の3か所です。ホントはここだけはずして・・・なんて考えてましたがマフラーを外すのにもエンジンおろすのにもラジエターを外したほうが安全なのでラジエターを外しちゃいます。
画像のボルトをはずし、ラジエターを上に引き抜けば外せます。
リザーバタンクはないのでホースがタイラップで固定されています。ラジエターを外せばマフラーを外しやすくなります(^^)
マフラーはバネ2本で押さえつけれられているだけなので、バネをがんばって外します。もう一か所ステーで固定されているので外しておきます。マフラーが折れていますので手間が省けました♪ヾ(ーー )ォィ
あとはエンジンをフレームから外すだけです。
ボルト3本でとまっているので外します。ナットが13ミリです。
おりました♪
はずすときはそっとゆっくり、残っているものがないか確認しながらおろします。慣れれば1時間かからずにおろせそうですね。やっとスペースができたのでセルモーターの修理に進みます。
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