キャブオーバーホール
なんとなくというか勢いというかで買ったセロー。要修理箇所も洗い出したし早く乗りたいのでキャブレターもO/Hしていきます。
チョークのプラ部品が折れていたので交換がてらキャブもオーバーホールしていきます。車体からの取り外しとチョークの交換はコチラ
基本的には分解して消耗品交換と掃除して元に戻していくだけです。
単気筒バンザイ。オーバーホールの部品代が社外とはいえ5000円以下は安いです。ジールのキャブの時なんて部品代だけで2万ほどしましたから。4気筒だと手間も部品もホントに4倍です。
K&F cabreter [セロー225(1985年1KH)SEROW:XT225] キャブレターオーバーホールキット 1気筒分
人気車種で部品の設定も多く維持費が安いのもいいことです。メンテも難しくないし部品も高くなくて情報が多い。スバラシイ。
そして問題のオーバーフロー。原因は青丸のフロートバルブ。よくあるのはニードルバルブの段付き摩耗によってちゃんと密閉されなくなって漏れちゃうパターン。けど古いバイクだとニードルバルブの摩耗に加え受け側のOリングの劣化によっても漏れたりします。今回はどちらもさっさと新品交換しちゃいます。
いやぁ硬くて外れないったらもう。人力じゃ無理だったのでロッキングプライヤーでぐりぐりっと外しました。どうせ新品に交換するからいいのです。
やっと外れたの図。こんだけしっかりはまっていたんじゃこのOリングから漏れたってわけじゃなさそうです。けどキャブのO/Hなんて年に一回もやってたらめんどうなので徹底的にやっちゃいます。
基本簡単ですが、ココの青丸ねじだけT20のトルクスでした。
側面の樹脂部品も割らないようにぱかっと。そんなに割れやすい部材でもないですがちらほら割れたものが中古で出回っているので気を付けるに越したことはないかと。
ってことで完全分解。単気筒だしキャブO/Hなんて何台目で何回目かもうわからないくらいしてますのでサクッと。古いってことに気を付ければそんなに難しくはないですよ。
ってまぁサクッとなんて書いてますがスロージェットに苦しめられた・・・前のオーナーでしょうか、頭が完全になめててガリガリに。金色ぴかぴかのメインジェットの下がスロージェットです。穴がつぶれているわけでもなくこのまま放置してもよかったのですが気持ちがよくない。なのでドリルでぎりぎりまで穴をあけて、タップたてちゃいました。
さて、どこにジェットがいるでしょう?タップ買いに行くついでに現物合わせ。
セロー225はM5×0.8でした。ホントはドリルであらかた取り除く前に逆タップも使ったのですが真鍮が負けて全然ダメだったので3.5ミリのドリルでねじ山ぎりぎりまで穴をあけて、タップでねじ山の真鍮を取り除きつつねじ山再生。ドリル径とタップを通す深さに気を付ければわりと簡単に再生できるもんです。
チョークも修理したのであとは元通りにキャブを戻しておしまいです。
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